パリの虎屋の秋の新作めっちゃうま〜〜
秋も終わりに近づいて来たのですが。。。
先日頂いた、パリの虎屋さんの新作が。。。
まぁ本当に美しいし、美味しいし。
パリの虎屋さんは現在職人さん一人。
とにかくストイックで感じの良い青年。
そんな人柄の出ている和菓子達を是非ご覧ください。
せっかくなので、説明も頂きました。
(1)織部饅(おりべまん)
頭が緑色の山芋のお饅頭です。
1837年に作られた歴史あるお菓子で、焼き物の織部焼に見立てたお饅頭です。
井戸の上部の縁を木で四角に組んだ『井桁(いげた)』、
その横に飾られている『梅鉢(うめばち)』、
側面から伸び出ている『木賊(とくさ)』
をイメージした焼印を押しました。
(2)林檎形(りんごがた)
豊かに実った林檎の色形を表現しました。
黄色の練り切りに紅色をグラデーションがかかるように工夫して筆で描き、林檎の愛らしい果実のみずみずしさ、甘酸っぱさを感じられる様、一個一個丁寧にお作りしました。
(3)栗好み(くりごのみ)
私がマルシェでフランス産の栗を一個一個選び、蒸して栗を割り、裏漉しして白餡と混ぜ、求肥の生地で包みました。
桜美人というお米の粉をまぶし、ススキの焼印で栗の風味と一緒に秋を感じさせるお菓子に仕立てました。
(4)特製 山地の秋
和栗を細かく砕き、白餡と混ぜ、それを練り切りで包み、手で栗の形を作り、
さらにフランスで採れた栗を裏漉しし。
白餡と混ぜて栗のイガをイメージして練り切りの周りにそぼろを付け、
贅沢な栗きんとんを作りました。
これはパリでしか食べれない、貴重な和菓子です
(5)黄粉大福
静岡の名物『安倍川餅』をイメージして作りました。
こし餡大福に黄粉をまぶして、フランス人が好むモチっとした食感と日本の大豆の風味を楽しんでもらえるお菓子です。
その青年は言いました。
世界中の人に日本の伝統文化『和菓子』の素晴らしさを伝えたいです!
本当に素晴らしい意気込みだなぁって感銘を受けました。
自分ももっと精進しなければ。。。
彼に会うといつも刺激と反省を頂ける。。
まぁとにかく写真いっぱい撮りましたので、
彼の素晴らしき和菓子の世界をどうぞ
あまりにも可愛くて美しいので、何枚も撮っちゃいます。
ずっと撮っちゃう。。
味も優しいんだよな〜〜
丁寧に心を込めてつくってるのがわかります。
そのうち、真面目に撮ってみたいものです。
(飲み会の中でパシャパシャ撮っただけなので、写真のクオリティー低いと思いますが。。しょうがない。。ご愛嬌ということで。。)
断面図。
中にもこだわってる〜〜
いやはや。。たまらんですね。。
贅沢な時間をありがとう。。。
全部、味見できまして。。。幸せでした。。
はい。
それではみなさんも、パリの虎屋へ是非行ってみてください。
自分で食べるのにも。手土産にも、心底おすすめでございます。
ではでは
www.toraya-group.co.jphttps://www.toraya-group.co.jp/toraya-paris/ja/
《文・写真》
畠山和宏
2017年 11月 19日投稿